えっ、とりあえず生ビール!?<同じ“生”でも味が違うワケ>

えっ、とりあえず生ビール!?

同じ“生”でも味が違うワケ

ビアホールで出されるビールも、居酒屋で出される瓶ビールも、コンビニで売っている缶ビールも、大手ビールメーカーではタンクを分けて作っているわけではないので、銘柄が同じであれば中身はぜんぶ同じものです。

なぜ味が違うように感じるかというと、ビールのコンディションやロケーションによるものです。

酵母は生き物ですから、ビールは思った以上にデリケートな飲み物です。

製造年月日からの鮮度、運搬時の揺れ方、保管する温度や注ぎ方などによって、味は大きく変わってきます。

多くのビアホールでは、スタッフが常に最高のビールを提供するように、保存方法から注ぎ方まで努力をしていると思います。

いっぽう、それ以外のビールを飲む環境はどうでしょう?

酒屋の量販店なのにお店の奥で常温保存していたり、せっかくコンビニでビールを買ってもビニール袋にゆらゆらと揺られて長い旅をさせたりと、自らビールの鮮度と味を落としてしまっているケースも多いようです。

中身が同じ生ビールでもコンディションによって、味に差がつくのは当然といえるでしょう。