新人歓迎会や忘年会など、会社員になるとさまざまな飲み会に参加することが増えます。また、同時に幹事を頼まれる機会もあります。飲み会の成功は幹事のスキルにかかっているとも言えるため、失敗しないようにしっかりと準備しておきたいですよね。ところが、若手社員は幹事を任されても「何から準備していいかわからない！」と不安に思うこともあるかと思います。

この記事では、ビジネスにおいて役立つ幹事のスキルや、幹事を務めるにあたって大切な心得についてご紹介します。ぜひ、最後まで読んでみてください。

目次

幹事にはビジネスに役立つスキルが盛り沢山！出世するチャンスも！

飲み会のまとめ役として欠かせないのが幹事ですが、やはりサラリーマンをしているとそんな幹事を任されることもあるかと思います。ところが、心の準備はしていてもいざ任されると「まとめるのは苦手だしちょっとめんどくさいな・・」「もし失敗したらどうしよう・・」など、どうしてもネガティブに考えてしまいますよね。

とくに若手社員の方にとって、幹事の役割はできれば回避したいと思ってしまうものです。しかし、飲み会の幹事を務めるということは、ビジネスに役立つスキルを身につける絶好のチャンスでもあり、出世へのチャンスを広げる1つの手段とも言えます。

実はビジネスに活かせる幹事のスキル4選！

それでは、幹事のスキルがどのようにビジネスへと活かせるのか、1つずつ確認していきましょう！

①企画力

飲み会を成功させるためには、しっかりと計画を立てることが大切です。「誰のための飲み会なのか」飲み会の全容を把握しながら、参加者が楽しむためのプランを考えなければなりません。そういった企画力はビジネスにおいても大事な要素となり、ただ計画するだけでなくアイデアの発案も成功させる鍵となります。幹事としての経験は、ビジネスの場面でも新しいプロジェクトやイベントを立ち上げる際のスキルと自信を高めることができます。

②進行管理能力

飲み会の全容が決まったら、準備から当日の進行をスムーズにするためのスケジュール調整が必要になります。「開催日はいつなのか」「準備期間はどのくらいなのか」「当日の流れの管理」の3つは、重要ポイントとして押さえておきましょう。

また、不測の事態でも慌てることのないように、余裕を持ったスケジュール管理をおこなうのも大切です。これは、ビジネスにおいても同様となります。プロジェクトの進行管理やタスクの優先順位を考慮しながら、期日を守りスケジュールを調整する能力は、プロジェクトの成功において不可欠です。

③予算管理能力

「参加者に気持ちのいい飲み会だった」と感じてもらうには、お金の管理も幹事の役目として大切なポイントです。おつりが足りなくて、予算が足りなくなったり、集金のタイミングによっては、「この人は払ったけど別の人はまだ払っていない」といった事も起こったりします。企業によっては当日に集金することもあるとは思いますが、トラブルを防ぐために、可能であれば集金は事前におこなうのがよいでしょう。

当日、集金となると参加予定だった人が参加できないことや、集金するのに時間がかかり、開始時刻が遅れてしまうといったトラブルなども起きかねません。また、「おつりは充分に確保できているか」「当日注文が増えても対応できるか」なども併せて確認しておきましょう。限られた予算内で最大限のコストパフォーマンスを発揮する力は、ビジネスにおいても十分に活かされます。

④危機管理能力

お酒を飲む人が多い飲み会では、予期せぬトラブルが発生する可能性もあります。幹事はそうしたトラブルを防ぐために、あらかじめ予想して計画を立てますが、不測の事態に対処できてこそ幹事のスキルは向上します。飲み会と同様に、ビジネスでも予想外のトラブルが生じることも珍しくありません。幹事の経験で得た危機管理能力によって、たとえトラブルが起きても早急かつ迅速に対応することも可能になるでしょう。このように、幹事の経験を通じて、トラブルが起きても冷静に対処する能力を養えます。

できない人と思われないための幹事の心得！

苦手なイメージを持たれる事が多い飲み会の幹事ですが、やはりいざ任されると「できない人」と思われたくないですよね？「デキる幹事」と参加者に良い印象を与えられるよう、ここでは幹事を務めるにあたって大切な心得について解説していきます。

①飲み会の目的やテーマを決めよう！

飲み会を成功させる第一歩は、明確な目的やテーマをしっかり決めることです。「飲み会を開催する目的は何か」「誰のための飲み会なのか」「何を目指しているのか」などについて確認しておきましょう。たとえば、新入社員を歓迎する飲み会やプロジェクトの打ち上げ会など、テーマを設定することであやふやな飲み会になることはなく、参加者もテーマに応じた飲み会を楽しむことができます。

②幹事経験のある人に情報収集をしておく！

幹事の役割や流れを知るには、やはり幹事経験のある人からアドバイスや情報を得ることが何よりも勉強になります。「こういったことをしたら成功した」という話や、反対に「こういうことすると失敗する」といった失敗談なども聞いておくといいでしょう。また、もし何かトラブルが発生した際にはアドバイスを受けるなど、悩みがあれば相談もできるため心強い味方にもなります。

③3つの気配りを忘れない！

幹事を務めるにあたって最も重要なのが「気配り・目配り・心配り」という3つの気配りです。より良い飲み会にするためには、場をまとめたり、時には盛り上げたりすることももちろん大切ですが、それは「3つの気配り」がまず出来ていなければ成り立ちません。初めての幹事で参加者全員に気配りするのは難しいという方は、とくに「上司・女性・お酒が飲めない人」に対して重点的に意識を置いておくとよいでしょう。

積極的に幹事を引き受けて出世を狙おう！

積極的に幹事を引き受けることは、出世を狙う上で重要な一歩にもなります。幹事の役割をしっかりと果たすことは、社内での評判を高めるだけでなく、ビジネスの場面においても必要となるスキルや経験を積み重ねることができます。幹事を任されたら積極的に役割を受け入れ、キャリアアップを狙いましょう！

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