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乾杯の5W1Hとは?

乾杯の5W1Hとは?

「乾杯!」「チアーズ!」「サルー!」と今日も世界各国で元気よく発声されている乾杯。辞書によると乾杯は「杯を捧げて慶事または人の健康を祝して、その酒を飲みほすこと」とあります。幹事さんはぜひ乾杯の意味やコツを押さえておきましょう。

乾杯は気持ちを共有するために

乾杯は本来、お酒を飲むと同時に会場にいる参加者全員でお祝いしたり、励ましたりと「気持ちを共有する」意味合いを持っています。特に会社関係の忘年会・新年会などでは「乾杯!」という元気な発声は宴会を盛り上げ、全員の気持ちをひとつにして、宴会を成功に導く重要なミッションを果たします。ひょっとすると乾杯前後のスピーチよりも大切な役割を担っているかもしれません。素敵な乾杯ができれば会場のゲスト一人ひとりが自然と引き込まれて「今日は楽しい宴会にしよう!」という前向きな気持ちになれるもの。幹事さんは「乾杯」の大切な役割を踏まえながら、元気で気持ちのこもった最高の「乾杯」の瞬間を演出しましょう。

乾杯の5W1Hを押さえる

「乾杯」は主賓クラスやキャリアを積んだベテランに依頼するのが一般的です。結婚披露宴や二次会などは取引先、新郎の友人が指名されるケースもありますが、会社関係の催事では従来通りの慣例が無難でしょう。タイミングは来賓挨拶の前が多いようです。乾杯する人は起立をして会場全員への起立を促します。まずはビールや日本酒を注いだグラスを右手で肩の高さまで掲げます。元気よく「乾杯!」と言いながらもう一度、目の高さまで掲げてから杯を飲みほしましょう。お酒が飲めない場合はグラスに口を付ける程度でも大丈夫。乾杯後はすぐに着席せず、発声者や全員を祝福する気持ちで拍手をしてから座りましょう。幹事さんのためが押さえたい乾杯の5W1Hは以下の通りです。

乾杯の5W1H

  • Who(誰が?)…通常は主賓クラスの人や年長者が選ばれることが多い。
  • What(何を?)…ビールや日本酒(冷酒)が一般的。
  • When(いつ?)…オフィシャルな宴会では来賓挨拶の前のタイミング。
  • Where(どこで?)…新年会、忘年会、社屋落成式などの会社関係の催事。
  • Why?(なぜ?)…祝福、慰労、激励、意志統一などを全員で確かめ合うため。
  • How(どのように?)…全員起立し、杯を右手で肩の高さで一旦ホールド。

「乾杯!」で杯を目の高さに掲げて一気に飲みほす。

ポイント

世界で共通する「乾杯」の習慣は日本でも明治以降、新年会、歓送迎会など様々なシーンの宴会で決まって行われ、現在に至るまで豊かな人間関係を営むうえで不可欠なものになっています。せっかくの宴会ですから、みんなで楽しみたい気持ちを共有したいもの。幹事さんはそんな気持ちで乾杯を演出してみてはいかがでしょうか?